本・映画の旅

登山の楽しさと厳しさ、山や自然の美しさ、そして命の尊さを教えてくれる、山岳救助漫画『岳』(ガク)

1話完結で読みやすく、登山未経験者でも惹き込まれるストーリー展開に、何度泣かされたことか…。

そして、その実写映画版『岳』が、小栗旬さん主演で2010年に公開されていたことを知り、今回初めて鑑賞しました!

「日本の漫画の実写映画化」と聞くと不安を感じてしまう部分もありましたが、原作が大好きだからこそスルーはできませんよね。

総評を先に述べると、ツッコミどころは多少あるけど、原作の魅力が詰まっている良作でした!

リビングのテレビではなく映画館の大画面で見ていたら…と、少し後悔するほどでした…笑。

この記事では、原作読破済みの私の視点で、映画『岳』の感想や見どころをご紹介します。

ネタバレなしで書いているため、これから『岳』を鑑賞予定の方は必見です!

映画『岳』のあらすじ・登場人物の紹介

映画『岳』は、世界各地の名峰を登頂した生粋の山好き「島崎三歩(小栗旬)」と、彼がボランティアで参加している山岳救助隊員たちの活躍を描いた、ヒューマン・ドラマです。

また、新しく山岳救助隊の一員となったヒロイン「椎名久美(長澤まさみ)」の成長物語でもあり、これも原作の見どころの1つだったのですが、実写映画でもこの魅力が再現されています。

訓練や遭難者の救助を通して、「山の美しさと恐さ」や「人間の強さ」を体感できる、数少ない登山映画の1つでもあります。

そんな映画『岳』の見どころは、「映像美」と「三歩の前向きさ」です。
それぞれをピックアップしてご紹介していきます!

見どころ1:大画面で見るべき山々の美しい映像

原作の魅力でもあった「山の美しさ」は、実写映画になってかなりスケールアップしています!

描写の細かさや自然の壮大さは漫画でも充分に感じられていたのですが、実写の日本アルプスの景色は、やはり迫力が段違いです。

今作の撮影は、標高3000メートルの日本アルプスに赴き、実際にロケを行ったそうです。

昨今はCGで何でも再現できてしまいますが、『岳』の魅力は山や自然のリアルな描写があってこそ。

危険を顧みずに雪山でのロケ撮影を敢行したキャスト・スタッフさんの努力の甲斐が、映像からひしひしと感じられます!

のどかな景色も吹雪で危険な状況もリアルに感じられ、まるで山に実際に登った気分になるほどです。

山の厳しさを象徴するシーンもいくつか描かれていますが、それでもなお「山に登りたい!」と思わせてくれました。

自粛期間中でも登山気分に浸れる、数少ない作品の1つです!

見どころ2:小栗旬演じる三歩の前向きさと内なる強さ

原作の主人公である三歩は、とにかく前向きな性格でした。
遭難者を発見すると必ず「頑張ったね」と声をかけ、生きる気力を与えてくれます。

山の恐ろしさを理解しているからこそ出せる優しさであり、原作を読んで毎回感動してしまうシーンでもあります。

そんな三歩を演じた小栗旬さんもまた、その前向きさと内なる強さをしっかりと表現してくれていました!

原作の三歩は、もっと体格がゴツくて無邪気な“山バカ”という印象でしたが、そこに小栗旬さんならではの熱さが加わり、原作と同じくらい魅力的なキャラクターになっていました。

もちろん、遭難者への優しい言葉に感動したのは言うまでもありません…笑。

公開当時は「小栗旬はこんなキャラじゃない…」と言われていたようですが、その後に『銀魂』などでコミカルな役も演じていて「いろんな演技ができる俳優」というイメージがあったので、違和感もなし。

原作を知らない人も、きっと好きになり、共感できると思います!

まとめ

長らく刊行されていた原作を1つの映画に収めている分、ツッコミどころがないわけではありません。

しかしそれ以上に、自然の美しさや三歩の強さに惹かれて、たまに見たくなってしまいます。

コロナウイルスの影響で思うように外出できない状況ですが、この映画を見ると、終息後はまず山に登りたくなることでしょう笑。

気になった方は、映画『岳』をぜひチェックしてみてくださいね!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です